皆さんこんにちは。Amyです。
今回は春に行った奈良県は天河村にある天河大辨財天社(天河神社)をご紹介します。
この天河神社は神戸から車で約3時間ほどかかる場所にあり、なかなかの山奥にありました。
峠攻めたるで~みたいなクネクネした道をひたすら走り、本当に到着するのか心配になるくらい山奥。
横に流れる天ノ川を眺めながらちょっと車酔いしそうな感じで行ってきました。笑
天河大辨財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ)
天河大辨財天社(天河神社)は奈良県吉野郡天川村にある神社で、日本三弁財天や日本五弁財天に入ると言われるほど弁財天をお祀りしている神社の中でも有名な神社だそうです。
主祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)様。
元の祭神名が弁財天(サラスヴァティー)だったということで現在でも弁財天としてお祀りされているということです。
歴史を書き始めるとなかなか難しくなってしまうのでさっくりこの辺にしておきます。笑
詳しく知りたい方はこちら。
ちなみに神社には無料の駐車場があります。
めちゃくちゃ広いって感じではありませんが、私が行ったのは平日だったためかゆったりと停めることができましたよ。
線とかなかったのでこの辺に停めて良いかな?くらいの感覚で停めました。
いざ本殿へ参拝
駐車場の脇から神社に入ることもできるのですが、せっかくなのでちゃんと鳥居をくぐってご挨拶しましょうということで表参道に回って(とはいえ、大した距離ではない)鳥居をくぐりました。
とにかく静かなところにあり、この日はとても心地の良い春の風が吹いていたため山の木々がサワサワと揺れる音や鳥の鳴き声が聞こえるだけ。
参拝者もあんまりいなかったので落ち着いてお参りすることができました。
鳥居をくぐると左手に手水舎があるので、こちらで清めてから太鼓橋を渡り本殿へと続く石段を登っていきます。
ちなみに右側通行です。
本殿には五つの鈴が一つになった五十鈴があります。
五十鈴の由来
五十鈴(いすず)は、天河大辨財天社に古来より伝わる独自の神宝で、天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、岩屋戸の前にて舞を舞われ、神の御神力と御稜威をこい願われたことによって、岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられています。
特に芸能の世界にいたっては天宇受売命にあやかって、殊の外御精進あそばされる方々(俳優、舞踊、歌手、ラジオ、テレビタレントなど)は、同床共殿のあり方と精神にてこれを奉載され、この三魂(みむすび)の調和統一に意を用いられ、芸能技芸練達の神宝とされますことを切に祈るものであります。
この五十鈴の特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ、
●「いくむすび」
●「たるむすび」
●「たまずめむすび」
という魂の進化にとって重要な三つの魂の状態(みむすびの精神)をあらわしています。この五十鈴の清流のような妙なる音の響きによって、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてきます。
引用元:天河大辨財天社
神聖な空気が流れる中、弁財天様に日頃の感謝をしつつお参りを終わらせました。
本殿の正面には立派な神楽殿があり、神楽や能楽をはじめ結婚式も執り行われるそうです。
弁財天像は通常は非公開となっており、毎年7月16日~17日に執り行われる『例大祭』の時のみご開帳されるとのことです。
ちなみに正面からの写真や動画の撮影は禁止なので気を付けてください。
また本殿内を撮影した動画の投稿は一切禁止とのことです。
境内を散策したものの・・・
本殿に続く石段を登る途中に五社殿という場所があり、こちらには入り口手前から龍神大神・大将軍大神・大日靈貴神・天神大神・大地主大神がお祀りされた祠があります。
何を思ったのか、本殿以外での写真をほぼ撮っていなかったワタシ・・・笑
行かれた方はぜひお立ち寄りくださいな。
手をかざすとほんのりパワーを感じることができる(私だけかも)大きな岩もあります。
そのほかにも、かの有名な空海が植えたとされる大銀杏の大木とか奥の方には鎮魂殿とか見どころはたくさんあるので、ぜひぜひ。
なんだかスマホでカシャカシャ撮ったらダメなような気がした神社だったんですよね。
神聖過ぎてカメラを向けることすら失礼なんじゃないかって思える感じで。
何となくそんな気持ちになったため画像がほとんどないことに帰ってから気付きました。
社務所で御朱印とお守りを授かり、ちゃっかりおみくじも引いてきました。
ばっちり大吉!!!
内容は何か難しくてよく分からなけど、とりあえず良いことありそうだ。笑
お守りは真鍮製の五十鈴守り(3,000円だったかな)を授かってきました。
揺れると透き通るような音色のするお守りです。
天河神社は縁結びや金運アップなどのご利益のほか芸能の神様ということもあり、芸能人の方がお忍びで参拝することもあるそう。
カフェでちょっと休憩
無事にお参りを終えたのでちょっと一息。
鳥居の手前にあったカフェでお茶しようということになりました。
中で注文するとどうやら道路を挟んで正面の建物でもくつろげるとのことで案内していただき行ってみると、何とも落ち着く座敷の離れがありました。
こちらではカフェオレと美味しいわらび餅をいただきました。
どこか懐かしさを感じる庭を眺めつつゆっくり過ごせる空間は良いですね。
お店のお姉さんから丘の上に船岡神社という社があるのでぜひ行ってみてくださいねと教えていただいたので、さっそく行ってみることにしました。
丘の上にある船岡神社
駐車場方面へ歩いていくと上の方に橋が見えてきます。
脇道みたいなところから階段で上がっていくのですが、なかなかの良い眺めで天河神社のほぼ全体を見渡すことができました。
橋を渡ると鳥居が現れ、鳥居をくぐってさらに奥に進んでいくと小さなお社が見えてきます。
こちらが船岡神社です。
ご祭神は必勝祈願の神様で建御雷神(タケミカヅチ)様だそうです。
この神社は限りなく自然の中に建てられた神社で、道中は普通の山道になっているので小さなお子様が一緒の時は十分に気を付けた方が良いです。
足を滑らせたらザザーっと滑り落ちれそうな感じでした。
帰りは元来た道でも良いですし、橋の横に見える階段から下へ降りることができます。(こっちの方が安全)
さいごに
なかなかの距離のある天河神社でしたが、無事にたどり着きお参りすることができて良かったです。
『神様に呼ばれないとたどり着けない神社』とも言われていますが、一緒にいったメンバー全員何事もなく行けたことが一番のご利益かな。
ただ道中は本当にクネクネの道なので車酔いしやすい人は絶対に酔い止め飲んでおいた方がいいと思います。
乗り物酔いしない私ですらウェッてなったくらいですし・・・単にドライバーの運転が雑だったのか??笑
とはいえクネクネ道の景観もけっこう良いもので、ところどころで河原でできるのかな?バーベキュー屋さんとかポツポツありました。
川がとてもきれいなのでこちらも見どころな天河神社参拝でした。
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