皆さんこんにちは、Amyです。
秋に入り少しずつ朝晩の冷え込みが出てきた今日この頃。
先日、人生で初めて鹿児島県へ旅行に行ってきました。
神戸空港から飛行機で1時間ほどで降り立った鹿児島県は、10月にも関わらずけっこう暑い。
神戸は朝から少し肌寒かったためがっつり長袖の秋服で行ったのが大失敗。
一気に南国ムードになり、半袖を持ち合わせていなかったことを後悔しながらのスタートとなりました。
知覧特攻平和会館
着いた先からさっそくレンタカーに乗り、旅の始まりは『知覧特攻平和会館』へと向かいます。
鹿児島空港から車で約1時間ほどの、鹿児島市にある施設です。
ここでは第二次世界大戦で知覧から飛び立って行った10代~20代が多くを占める若き特攻隊員の方々の遺書などの展示や、実際に使われていた戦闘機などが展示されており戦争について色々と考えさせられる場所でした。
とてもきれいな字で書かれた遺書を何通も読んでいくと、何とも切なくなってしまいました。
今の日本の平和があるのも、若くして亡くなった彼らが居てくれたおかげだと思うととても複雑な気持ちになります。
一点の疑いもなく日本のためにと戦ってくれた若い命は尊すぎます。
館内はほぼ写真撮影が禁止なので写真が少ないのですが、鹿児島を訪れた際にはぜひ立ち寄っていただきたい場所です。
湯本庵 清姫
今回の旅で泊った旅館は、全室露天風呂付き客室の『湯本庵 清姫』。
全室が一棟建てのデザイナーズ客室は、平屋タイプのほかメゾネットタイプと離れを含めて全13室。
かけ流しの天然温泉の露天風呂がすべての客室についているので好きな時にゆっくりとお風呂に入ることができます。
また別棟にスポーツジムも完備されており、ウェアの貸し出しもあるので手ぶらで利用することができるのも魅力的ですね。
客室にはセミダブルのベッドが2つと、露天風呂のほかにシャワールームも完備されているのでシャンプーなどはこちらで済ませてから温泉に入ることができます。
アメニティも充実していて、備え付けのドライヤーはリファのものが置いてありました。
デザイナーズのため部屋全体の照明は少し薄暗いのですが、その薄暗さがまた一段と心地の良い雰囲気を演出してくれます。
露天風呂には寝湯までついていたのですが、この寝湯がまた最高でした。
ほどよい温度のお湯に寝転がって浸かると気持ち良すぎて、なんだかんだ30分くらい寝転んでいました。笑
ナビにいわれるがまま車を走らせていたのですが、山の方にあるかと思いきやけっこうな住宅街のど真ん中にあったのでちょっとびっくりしました。
露天風呂のすぐ脇が生活道路なので車が走る音は聞こえるものの、夜になるとすっかり静かになるのでそんなに気になりません。
食事は黒豚しゃぶしゃぶを個室でいただいたのですが、味も量も大満足。
お刺身の盛り合わせに入っていた“きびなご”がとても美味しく、昔よく食べていた懐かしい味を楽しみました。
黒豚はバラとロースでどちらもとても柔らかく少し甘みを感じる美味しいお肉でした。
ちなみに各部屋で食事時間を決めてあるため、他のお客さんと会うことはほぼありません。
食後は花火を頂けるということで、足湯がある駐車場の一角で花火を楽しむこともできます。
部屋に戻るとついついそのまま露天風呂に行き足湯をして一息してしまうのですが、足湯だけでは物足りずやっぱりまたお風呂に浸かってしまう…というのを何回も繰り返していました。笑
少しひんやりとした風が吹く露天風呂って本当に気持ちが良いものです。
静かになった住宅街では温泉の水が流れる音だけが聞こえ、今この瞬間の幸せをじっくりと感じることができる、そんな贅沢時間をたっぷりと堪能できました。
翌朝はなんと朝の4時半に目が覚めてしまい、少し薄暗い中またまた温泉に。笑
夜風も良いけど明け方の冷たい空気もまた一段と気持ちが良いのです。
少しずつ明るくなっていく空を眺めながらの露天風呂は至福の時間そのものです。
ここの温泉に入って一番の驚きはとにかくお肌がツルツルになったことです。
というのもこちらの泉質は美肌湯ともいわれる炭酸水素塩泉ということで、ぜひ試してみてくださいということで洗面台に温泉水に浸けて使うフェイスマスクが置かれていました。
コレをつけてのんびり温泉に浸かったおかげか、朝の洗顔をした時におでこがツルツルになっていて化粧ノリがとても良かったことに驚きが隠せません。
あのお湯で毎日顔を洗ったら、きっと超美肌になれると思います。笑
朝食は具材をご飯に乗せて、その上から鶏がらスープをたっぷりかけていただく郷土料理の“鶏飯”。
これがまた美味しくてご飯が進みます。
一緒に出てくる鯖もほどよい塩加減で脂がのっていて美味しすぎました。
お腹がはちきれそうになるまで朝食を食べてしまい動けなくなった私たちは、このあと11時のチェックアウトまで部屋でゆっくりさせていただきました。
旅館の皆さんはとても親切なうえ丁寧だったので、最初から最後まで気持ち良く過ごすことができました。
お部屋もお料理もサービスも言うことなしの旅館です。
霧島アート牧場 / ホーストラスト(NPO法人)
チェックアウト後に向かったのは霧島アート牧場。
ここにはたくさんの引退馬が預けられていて、競馬や乗馬で頑張った馬たちが幸せな余生を送っています。
馬の養老牧場…人間でいうところの老人介護ホームのようなところですね。
今回、ここに来たのは私が20年ほど乗馬をしており、過去にお世話になった馬たちが数頭ここに預けられているので会いに来ました。
この牧場では基本的に厩舎はなく、青い芝が広がる草原でほぼ自然の状態で馬たちが放牧されています。
放牧地帯には自由に出入りできますが、馬たちに触ったりおやつをあげたりすることはできません。
ただただのんびりと自由に暮らしている馬たちの姿を見ているだけで、ここに預けられた馬たちが幸せだということが伝わってきて安心しました。
引退馬のほかに若い馬もいるので、引き馬やホーストレッキングなどの乗馬体験(要予約)を楽しむことができるほかに、馬たちの放牧地帯の中にあるコテージに宿泊することも可能だそうです。
朝起きたら窓の外に馬たちがいるという非日常的な体験も楽しいかもしれませんね。
いつか乗馬仲間を誘って泊りに来てみたいと思います。
国宝 霧島神宮
令和4年2月9日に本殿と幣殿が国宝として指定された『霧島神宮』。
国宝に指定されるだけのこともあり想像していた以上にかなり大きな神社で、観光バスなどもたくさん来ていました。
こちらの主祭神は瓊々杵命(ニニギノミコト)様とし、家庭円満、学業成就、開運など幅広いご利益があるそうです。
霧島神宮は『西の日光』とも呼ばれているそうで、南九州では最強のパワースポットとして知られています。
境内に入ると右手に、樹齢800年の御神木が圧巻の存在感を出していました。
ここに来る前に立ち寄った霧島アート牧場の馬たちのことを思い、どうかみんながいつまでも元気で暮らしていけるようお祈りしてきました。
せっかくなので御朱印をいただこうと思い社務所に行くと、国宝指定記念の特別な御朱印が一緒にあったので、そちらも一緒に授かって帰ることに。
この2枚の御朱印で、伊勢神宮から始まった御朱印帳を1冊きれいに終えることができました。
神宮から始まり神宮で終われたのは何とも光栄な気分です。笑
霧島ファクトリーガーデン
霧島神宮をあとにして最後に向かった先は『霧島ファクトリーガーデン』。
ここではいも焼酎の霧島が製造されており、工場見学をすることもできます。
▼臨時駐車場にあった3mくらいある霧島のモニュメント
私たちも工場見学したかったのですが、休日ということもあり駐車場もいっぱいになってしまうほどたくさんの人が来ていたため、全ての回の予約が埋まってしまっていて見学は断念せざるを得ませんでした。
見学はできなかったけど、鹿児島でしか売られていない霧島を買って帰ろうとお土産コーナーへ向かうと、みたこともない霧島がたくさん並んでいました。
散々悩んだ結果、5,000円もする茜霧島を購入して帰りました。笑
次に来る時はちゃんと工場見学の予約をしてから訪れたいと思います。
さいごに
初めての鹿児島県の旅は零戦から馬、霧島神宮に焼酎工場となかなか渋い大人旅でしたが有意義な時間を過ごせました。
神戸からの飛行機は1日2便しかありませんが、朝8時台の便に乗れば夜20時台の便で帰って来ることができるので日帰りでも行けちゃう手軽さが良いですね。(ちなみに新幹線だと約4時間ほどかかります。)
レンタカーは18時の返却でしたがちょっと早目に空港に着いてしまい16時…笑
それでも空港内で少し早めの晩ご飯を食べたりお土産をのんびり選んだりしたあと、展望デッキで発着する飛行機をながめながらぼんやり過ごせました。
鹿児島は年に2〜3回ほどしか雪が降らないそうなので、寒い冬に来て露天風呂に入るのも良さそうですね。
大満足の鹿児島旅行、またゆっくり遊びに行きたいと思います。
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